「司法書士は身近な法律家」と言われ、個人の方のご依頼による登記手続きが、業務の大部分を占めている司法書士が多いと思います。かくいう私も、そんなイメージをもって司法書士の資格を取得しました。 ところが、司法書士として開業した平成7年は、日本経済は瀕死の状態に近づいていました。やがて山一證券や長銀の破たん、大手銀行でさえ公的資金の注入を受けなければ経営が維持できないという状況にありました。 そんな中、ビジネスチャンスととらえる海外ファンドの依頼で、不良債権を売却するという依頼を、次々と経験しました。海外ファンドはまだなじみがなく、司法書士でも携わる者はほとんどいませんでした。私は、渉外法律事務所勤務の経験がありましたので、外国法人にアレルギーがなかったことが、幸いだったのかもしれません。日本経済を救う唯一の方法と考え、昼夜働く人たちと一緒に、私も休日返上は当たり前、帰宅は毎晩タクシーでという生活を数年しました。無我夢中で業務を行ううちにいろいろな方のご支援をいただき、「債権譲渡登記」「特定目的会社」「不動産の証券化」といった最先端の業務をたくさん経験させていただきました。司法書士業務の経験が豊富な先輩でも未経験の分野ですから、毎回手探り状態でした。それでも新しいことに挑むことは元来好きで、開業から30年を駆け抜けました。 そこで新たな挑戦として、台湾に1年間語学留学をしました。令和6年4月1日より、相続登記が義務化されましたが、今後は日本の不動産を所有される中国語圏の方々の相続登記をお手伝いすべく今後も業務に全力を尽くす所存です。 あなたのために全力でサポートします! Try My Best for Customers! 盡我最大的努力